
やったー! ついに念願の『魔法都市カディンギル』Kindle本が完成したぞー!

私たちの登場も近い!? ですかね?

拙者のムササビ飛行シーンは当然再現されるな

ふんどしマスクは公序良俗に反しますよ
要約
『魔法都市カディンギル』Kindle本の表紙絵、挿絵を作成する過程で良い方法を思いついたので共有します。VRoidでキャラクターを撮影⇒PixAI.artでAIイラスト化、って流れです。再現性も高く、見るからにライトノベルっぽいイラストを無料・簡単・短時間で作成できます!
ラノベイラスト作成の決定版!(当社比)
すでに10冊以上電子書籍Kindle本を作成しましたが、当サイトの元となったライトノベル『魔法都市カディンギル~』シリーズに手を出せていませんでした。ラノベって言うからには挿絵を入れたい。そのあたりがこれまでの電子書籍と異なりハードル高いのですよ。
特に最初の3作が激ムズ。ヒロインが水の精霊ウンディーネで主人公の友人が狼男ウェアウルフ。……誰ですかね? こんな設定考えたのは? などと言っても始まらないのでダメもとであがいてみたら超いい方法を発見しました! 以下が実際の商品リンクです。
中々それっぽくできてると思いません? 私なんてこれ作った時は大喜びでしたよ。まさにキタコレ!って感じです。しかも費用はタダ、無料です。時間は試行錯誤しながらやって2、3時間くらいですかね。モノによりますけど慣れれば1時間かからないです。
文章は昔「小説家になろう」にアップしていたのがありましたけど、それぞれ挿絵を10枚ずつ作成してます。『~学園事情』は2025年12月23日に取り掛かって31日に完成、『~住宅事情』は1月3日作業開始で10日完成。冬休みを含むとはいえそれぞれ1週間で10枚は中々じゃないですかね?
簡単か……、と言われるとちょっとクセがあります。でもやり方を知ってさえいれば楽勝です。方法を示しますので、皆様のご参考にしていただければありがたいです! 少なくとも以前やったLORAを使う方法に比べればずっとラクチンですよ。
この方法は3Dキャラクター作成ソフト「VRoid Studio」と、AIイラスト生成サイト「PixAI.art」を使います。ありがたいことに両方とも無料で遊べます。感謝してもしきれない。いつもお世話になってます!

*この記事にアップしたVRoid以外の画像は、説明のために新しく生成したAIイラストです。そのため実際の電子書籍Kindle本に使われた画像とは異なります。やっぱりAI生成は一期一会であって、同じ画像、同じプロンプトを使っても千差万別なのですよ。
特攻⇒挫折
当然表紙絵はヒロインで行きたい。ウンディーネだから下半身は蛇的なんですけど、とりあえずそこは画面外とします。問題は肌の色ですよ。あとは構図もそれっぽく仕上げたい。愛用のモデル「Moonbeam」で、まずはプロンプトのみで挑戦。




プロンプト①は「crystal clear water spirit, short hair, smile, blue skin, blue hair」、プロンプト②は青い肌を強調し「{{{blue skin}}}, crystal clear water spirit, short hair, smile, blue hair」ですけどあんまり変化なし。どちらも青い肌は再現できず、普通の人間に見えます。
こうなったら早速奥の手、VRoid Studioを使います。肌の青いVRoidキャラクターを作成し、表紙絵としてイメージするポーズで撮影、この画像を参考に設定してAIイラスト生成してもらうって作戦です。VRoidに期待してプロンプトは①としました(以降ずっと同じ)。

参考画像を使えば構図はバッチリです。右上赤枠の中、VRoidキャラとほぼ同じポーズをとることが可能。……なんですけど肌は青くない。水中にいる人間、って感じに見えます。参考画像の影響を調整するべく「Strength」の値を振ってみますかね。




Strengthが「0.45」はほぼ完全にVRoid画像のままです。Strengthの値を大きくすると肌は白っぽく、どんどん人間らしくなっていきます。VRoidキャラの肌をもっとしっかり青くして「0.45」を採用、この辺りが妥協点なんですかね? なんだか負けた気分で悔しいです。
「Haruka v2」パイセン登場
権限の問題
そもそも論、なぜ「Moonbeam」なのか? 実際「PixAI.art」には青い肌の投稿がチラホラあって、そういうのはもっと最近のモデルだったりします。愛着があるから、ってだけじゃないのですよ。「Moonbeam」は権限の緩さが魅力なのです。
上記リンクの「モデルごとの権利(2023/11/30更新)」に示した通り、「PixAI以外で画像を共有する」⇒可、「個人利用」⇒可、「商業利用」⇒可、「画像を掲載する際は、著作者のクレジットを明記する」⇒不要、という4つの権限において、「Moonbeam」はすべて制約なしなのです。
特に商用利用不可だとKindle本の挿絵に使えない。当サイトだってアフィリエイト広告を張ってますから、商用利用と言われれば反論できない。新しいモデルは制約が厳しいものです、……と思っていたらこの知識は古かった。最近のモデルは制約が緩い! いつの間にか変わってました!


2026年1月10日現在の権限は「画像生成と共有を許可」、「ユーザーによるモデルのダウンロードを許可する」、「生成画像の商用利用を許可する」の3つです。現在使用回数トップでかなり新しい「Haruka v2」は「Moonbeam」と同じ権限、商用利用可ですよ!
……でもお高いんでしょう?
権限の問題は解決できました。だったら「Haruka v2」を使えばいい。そうなんですけど、もうひとつ気になる点があります。新しいモデルはだいたいクレジットが高い。あんまり気軽にガチャれなくなってしまうのですよ。


御覧の通り「Moonbeam」の生成クレジットが1800、「Haruka v2」が3800です(画像サイズ512×768、x4生成)。……倍以上ですかぁ、ちょっとキツイけど背に腹はかえらない。と思ったけど、諦めたら試合終了なのですよ。クレジットを減らすため、参考画像を使うとしたら?



参考画像を設定すると「Moonbeam」と「Haruka v2」のクレジットは1200で同じです! Strengthで変化しますから、完全に同じかどうかわかりませんけどこれは嬉しいです。まれに②みたいにクレジットが跳ね上がるときがありますが、参考画像を設定しなおしたら元に戻りました。
ということで権限に引き続き、クレジット問題も解決です。何の憂いもなしに「Haruka v2」を使えることが分かりました(PixAI.artは1日10,000クレジットもらえるので8回遊べる計算)。「Moonbeam」さん、今までありがとうございます! こんにちは「Haruka v2」パイセン!
再起⇒完全勝利!
ということで早速「Haruka v2」パイセン、お願いします! 先ほどと同様に「Strength」を振り、最後の1つは作風プロンプトを追加です。作風プロンプトというのは当サイトでよく使うもので、詳しくは以下記事の「お好みプロンプトの作り方」参照。




+作風プロンプト
おひょひょひょひょー! ついに来ましたよ! 完全に青い肌、水の精霊ウンディーネ降臨です! ここまでくれば後は楽勝です。気に入ったものを参考画像に設定したり、プロンプトを調整したりで、気が済むまで(クレジットが許すまで)ガチャれば良いのですよ。


参考画像を追加する方法としては画像にマウスオン⇒「ベースとして使用」を押す、ってのがお手軽です。「ベース画像として追加されました」のインフォメーションが出るはず。もちろんダウンロード⇒アップロードでもOKです。
それではAI生成してもらった新しい画像を参考とし、もうちょっとStrengthを大きい方向(参考画像から離れる方向)に振ってみますかね。どの程度の値で参考からズレていくのか確認したいのですよ。




今回の場合、Strengthが「0.85」でも構図的にはほぼ同じでした。さすがに「0.95」だと全然違うポーズです。もちろん参考画像によってかなり違って、「0.75」でも大幅な創作が入ったりします。
Hiresで仕上げます
好きなだけガチャったらもちろん終了でもOK。でもさらにキレイに、高解像度で仕上げたい場合にはHiresを使います。私の場合、表紙絵を「1800×2560」、挿絵を「1200×1600」にしているのでHires必須です。

まずは目的の画像にマウスオン、するとアップスケールのアイコンが出てきます。これをポチっとな。


そうすると「拡大を確認する」ウィンドウが出てくるので、下ボタンをクリックして詳細設定へと進みます。「Hires」を選択し、「アップスケール比率」と「ノイズ除去の強度」を調整して「生成」です。当然「アップスケール比率」を大きくするほどクレジットがかかります。
ここで「アップスケール」と「Hires」の違いについては最初に張った「AIイラスト電子書籍表紙編|無料簡単短時間でオリジナル本を飾れ!」という記事の「エンハンスで画素数アップ!」に書いてあります。色々と変わった部分もありますけどだいたい同じ、……多分。

Hiresで仕上げた画像が上記です。あとはお絵描きソフトを使って題字を書けば完成です。私は最近ずっとフリーペイントツール「FireAlpaca」のお世話になってます。……以前使っていた「openCanvas」はパソコンが壊れたときにIDがどこかに行きました。

長所短所あれこれ
どうですかね? お金がかからないわりには簡単に、クオリティの高いイラストができると思ってます。私の場合、最初に紆余曲折ありましたけど、「Haruka v2」を使ってからはわりとスムーズでした。VRoidのキャラクターをイチから作るのだって、そう手間ではないですし。
何より嬉しいのが再現性です。同じVRoidを使って、同じ基本プロンプトならだいたい似たようなキャラクターが生成されます。ポーズもVRoidならお手の物ですし、複雑なポーズプロンプトを書かない分だけ、外見の特徴など他部分に融通が利くようになります。
課題もやっぱり再現性です。ある程度同じキャラクターとは言っても、複雑な髪形とか、微妙な顔の違いとかは表現できないです。以前苦労した校章ワッペンは今回完全に無視してますし、同じ服を出力できないので、同じシーンでイラスト2枚とか最初から諦めてます。
また、「お金がかからない」とは言ってますけど、私は以前に1ヶ月くらいPixAI会員でしたからクレジットが潤沢にありました。それでも2冊分で230万⇒150万に減っています。PixAI.artを使って完全に無料で電子書籍1冊分のイラストを作成するにはかなりの根気が必要です。
あとVRoidを使うわけですから、キャラクターは人型に限られます。ウンディーネは人間の姿に変身できる、ってことにしてますし、ウェアウルフは普通のAIイラストです。この辺りは3Dモデルソフトを使えば解決できそうな予感ですけど、そこまで手を広げると本末転倒が過ぎますし。
などと色々ありますけど、素人が電子書籍のイラストを作る分に十分じゃないかなーと思ってます。少なくとも同じレベルのイラストを誰かに依頼したらお金も時間ももっとかかるでしょうし。ということで皆様の参考にしていただければ幸いです。お読みいただきありがとうございました!
まとめ
『魔法都市カディンギル』Kindle本の表紙絵、挿絵を作成する過程で良い方法を思いついたので紹介しました。VRoidでキャラクターを撮影⇒PixAI.artでAIイラスト化、って流れです。再現性も高く、見るからにライトノベルっぽいイラストを無料・簡単・短時間で作成できます!
↓表紙絵を作ったらお次はタイトル挿入ですよ。














