
今回も(クレジット的に)厳しい戦いだった!

変なところにこだわるから……

意外だったのはパンチよりもキックの方が再現性高かったことだ

魔法学園の話なのにパンチとかキックって……
要約
2026年6月末時点でのPixAI.art各モデルを用いて再現性の検証を行います。参考画像+プロンプトでそれぞれのポーズをどこまで再現できるのか、絵柄的にはどうなのか、ってところを確認。良さげなモデルはそれぞれ絵柄も違っていて、イラスト生成が捗りそうです。
はじめに
当サイトがいつもお世話になっているPixAI.artでは2026年3月、フラッグシップモデル「Tsubaki.2」が一般公開されました。それに対して当サイトは「PixAI神2026/04モデル編」にて各モデルの画風を検証済み。

残念ながら「Tsubaki.2」は参考画像を適用できないので、当サイト的にはお見送り案件です。ライトノベルの挿絵を作りたくて、構図やらポーズやらをイメージ通りに再現するのに参考画像を使ってるので、参考画像使用可がモデル選びの必須条件なのですよ。

前回の最後でもチラッとおこないましたけど、今回はポーズの再現性を確認します。参考画像として設定したVRoid画像+それっぽいプロンプトでもって、どの程度再現可能かがポイント。まあよりイイ感じにAIイラスト共創してくれてもウェルカムなんですけどね。

今回の検証は2026年6月27日、28日におこないました。Pixai.artはかなり頻繁にアップデートがあるので、あくまで検証時の結果だと思ってご参考にしてください。皆様のお役に立てていただければ幸いです!
独断と偏見によるまとめ
まず最初に結果をまとめると以下のような感じになります。今回も完全な独断と偏見。あくまで実験の一例だと思ってください。……前回の検証から2ヶ月、すでになくなってるモデルがあります。
| モデル | 単一 | 一括 | 敬礼 | パンチ | キック | 偏見 |
| Haruka v2 | 1200 | 1200 | 〇 | 〇 | 〇 | アニメ |
| Tsubaki | 2000 | 2000 | 〇 | 〇 | 〇 | 少女漫画 |
| Hoshino v2 | 1200 | 1200 | 〇 | ✖ | 〇 | ー |
| Tsubaki v1.1 | 2000 | 2000 | 〇 | 〇 | 〇 | 青年誌 |
| Nagi | 1200 | 1200 | 〇 | ✖ | △ | ー |
| Crystalize | 1200 | 1200 | 〇 | ✖ | 〇 | ー |
| Eternal | 1200 | 1200 | 〇 | ✖ | 〇 | ー |
| Otome v2 | 1200 | 1200 | 〇 | △ | 〇 | ー |
| Thubaki Flash | 2000 | 2000 | 〇 | △ | 〇 | ー |
| Hinata v2 | 1200 | 1200 | 〇 | 〇 | 〇 | セルアニメ |
| Haruka | 1200 | 1200 | 〇 | △ | 〇 | ー |
| Serin | 2000 | 2000 | 〇 | 〇 | 〇 | 劇画 |
| Moonbeam | 1200 | 1200 | △ | ✖ | ✖ | *旧モデル |
検証は「一括×4」でお願いして、2つ以上イイ感じの画像が出たら「〇」、1つだったら「△」、全く出なかったら「×」って感じにしました。敬礼、パンチ、キックの3つが全て「〇」じゃない場合、不安定で「ー」としています。全部「〇」のモデルは雰囲気的感想を記入。
パンチよりも絶対キックの方がムズイだろ、と思ったんですけど、意外にもパンチで苦戦するモデルが続出しました。ヒロインはキックの方が好きなんですかね? でもまあ、不安定なものでもガチャれば行けそうな気もします。そこらへんは試行錯誤ですな。
画像のプロンプト抽出
今回のプロンプトはPixai.artの「画像のプロンプト抽出」機能を一部参考にしています。昔どっかで示したような気もしないではないですが、色々変わっているので参考までに記載します。



「生成」画面のトップから右上の方、赤枠で囲んだ「画像のプロンプト抽出」アイコンをクリックします。出てきたウィンドウに画像をアップロードして、待つことしばし。すると画像のプロンプトが抽出されます。わりと冗長なんですけど、気になったら調べてみると良さげです。
敬礼ポーズ
最初は簡単な敬礼ポーズからチェックします。プロンプトは「black short hair, brown eyes, white hoodie, hand on own hip, light smile, salute」+作風プロンプトです。参考画像はKindle本の挿絵でよく使う「512×683」、Strengthは「0.75」です。



元画像のポイントはズバリ敬礼。左手は手のひらでも手の甲でもどっちでも良いから腰に当てていて欲しい。「Moonbeam」のプロンプトのみでもそれっぽい画像が出てきますし、参考画像+プロンプトなら完璧。以降モデルを変えてチェックしていきます。



「Haruka v2」、「Tsubaki」、「Hoshino v2」いずれも完璧。あとはもう絵柄の好みですよね。「Haruka v2」と「Hoshino v2」はアニメ調、「Tsubaki」少女漫画ですかね。いずれにせよ万人受けしそう。



これまた100点満点。「Tsubaki v1.1」は今回やたら男前、青年誌とかに出てくるイケメン女性キャラっぽい。「Nagi」と「Crystalize」は安定の個性派。万人受けタイプを主力として、作品によってこれら個性派で変化を付けたら面白そう。



これまた個性が光ります。「Eternal」は相変わらず独特、「Otome v2」はアニメ調、「Tubaki Flash」は「Tsubaki」よりもさらに少女漫画チックですね。



「Hinata v2」の太目眉毛、好きな人は好きなんじゃないですかね。光沢がセルアニメっぽい。「Haruka」はわりと万人受け、4コマ雑誌とかにいそう。「Serin」は……。すいません、このモデルだけ男キャラが出てきたので、プロンプト先頭に「girl 1」を追加しています。何はともあれ個性的。
パンチポーズ
ここからが本当の戦い、今回最難関のパンチポーズです。プロンプトは「1girl, solo, black short hair, brown eyes, white hoodie, serious, punching」+作風プロンプトです。参考画像は「512×683」、Strengthは「0.75」です。



元画像のポイントは突き出した右手と、反対に引いた左手。難しい動作みたいで「Moonbeam」でプロンプトのみだと雰囲気のみ画像が出てきます。「右手でパンチ」とかしてするべきだった? しかし参考画像+プロンプトでも全くダメ。以降モデルを変えてチェックしていきます。



「Haruka v2」、「Tsubaki」ですら4枚中3枚OKにとどまりました。「Hoshino v2」に至っては全部NG。「Tsubaki」はわりと本気で殴ってそうな感じです。



「Tsubaki v1.1」も4枚中3枚OK。「Nagi」と「Crystalize」は全部NGです。このあたり実際には個別にStrengthを調整するべきなんでしょうけど、比較検証なので統一条件です。



「Eternal」は全てNG、「Otome v2」と「Tubaki Flash」は辛うじて4枚中1枚OKです。このさい「Otome v2」の指の数は不問な方向で。



「Hinata v2」は腰の回転を利用した強打な雰囲気。「Haruka」の指の数はキニシナイ。「Serin」絶対強い! これはこれで独特で良い! 劇画調な挿絵にどうですかね?
キックポーズ
キックポーズはパンチよりは好成績でした。プロンプトは「1girl, solo, black short hair, brown eyes, white hoodie, black shorts, shoes, serious, frown, 3d, kicking」+作風プロンプトです(「3d」は消し忘れ)。参考画像はKindle本の挿絵でよく使う「512×683」、Strengthは「0.75」です。



右足で蹴ってればいいや、くらいに考えました。それでも「Moonbeam」でプロンプトのみ、参考画像+プロンプトだと、キックしているのか何なのかよくわからないポーズが出力されます。以降モデルを変えてチェックしていきます。



「Haruka v2」が4枚中3枚OK、「Tsubaki」と「Hoshino v2」は全部OKです。まあこのあたり、ちょっとした優劣は誤差ですよ。「Tsubaki」がなんか履いてるけどキニシナイ。



「Tsubaki v1.1」が妙にテカテカなのは消し忘れたプロンプト「3d」のせいですね。「Nagi」は4枚中1枚OKにとどまり、「Crystalize」は全部OKです。個人的に「Nagi」のかかとが上な辺りとか好みなんですけどね。



「Eternal」はギリギリ「〇」ですけど他2枚は足が変な方向向いてました……。「Otome v2」も「Tubaki Flash」も全部OK。「Tsubaki Flash」は足の裏が大きくなっていて遠近法っぽいのが良い。再現とは違うけど、こういうの大歓迎ですよね。



「Hinata v2」も「Haruka」も無難にクリア。でもやっぱり目を引くのは「Serin」です。これ絶対殺し屋ですよね。パーカーが中国拳法の道着に見えてくるレベルで達人。
総合評価的な
結論、「Haruka v2」、「Tsubaki」、「Tsubaki v1.1」、「Hinata v2」「Serin」が強かった。これらは全て絵柄的に違っていて、順にアニメ、少女漫画、青年誌、セルアニメ、劇画って感じです。「Serin」は面白いけど使いどころ難しいかも。
ただしこれらはあくまで実験の一例です。本来であればStrength調整をおこなったり、ガチャったりします。そこからStrengthを落として出力されたAIイラストを参考画像に設定して再生成、……とか試行錯誤に移るわけです。それにしてもStrengthって重要ですなぁ、昔はなかったから大変でした。

今回やってみて、個人的に感じたのは「これひょっとして漫画いけるんじゃね?」ってことです。パーカーが良かったのかもですけど、服も結構破綻してなかったと思います。色まではちょっと厳しいので白黒にして、そしたらそこそこできる? 皆様のご参考にしていただければ幸いです!
まとめ
2026年6月末時点でのPixAI.art各モデルを用いて再現性の検証を行いました。参考画像+プロンプトでそれぞれのポーズをどこまで再現できるのか、絵柄的にはどうなのか、ってところを確認。良さげなモデルはそれぞれ絵柄も違っていて、イラスト生成が捗りそうです。




